【徹底比較】N700S新幹線はKATOとTOMIXどっちを買うべき?

東海道・山陽新幹線の最新型車両「N700S “Supreme”」。
Nゲージでも屈指の人気を誇るこの車両ですが、いざ買おうとすると必ずぶつかる壁があります。

「KATOとTOMIX、どっちがいいの?」

価格はほぼ同じ。見た目もそっくり。でも、実は「何を重視するか」で選ぶべきメーカーは180度変わります。

この記事では、両社の基本セットを徹底比較し、あなたの模型ライフに最適な「最高の一編成」を見つけるお手伝いをします。

職人気質のこだわり派に!KATO(カトー)のN700S

KATO N700S新幹線「のぞみ」基本セットのパッケージ
KATO N700S新幹線「のぞみ」基本セットのパッケージ

KATOのココがすごい!

  • 自分好みにカスタマイズ可能:
    行先表示シール付属しているので、「のぞみ:博多行」「こだま:名古屋行」など、自分の思い出の列車を自由に再現できます。
  • 「グリーン車」が最初から手に入る:
    基本セットの4両の中に、10号車のグリーン車が含まれています。普通車ばかりの中に1両入るグリーン車が、編成に高級感というアクセントを添えてくれます。
  • 実車のような「車体傾斜機構」:
    新幹線がカーブを曲がる際、内側に少し傾くあの「カッコいい姿」を再現。これが走行中のリアルさを劇的に引き上げます。

▼こんな人におすすめ!
「カーブを曲がる時のリアルな傾きにこだわりたい!」
「将来的にDCC(デジタル制御)で高度な運転を楽しみたい!」

KATO N700S基本セットの中身は?

KATO N700S新幹線「のぞみ」基本セットに含まれる車両
KATO N700S新幹線「のぞみ」基本セットに含まれる車両

KATOのN700S(品番:10-1697)は、一言で言えば「精密なギミックとリアルな質感」が魅力です。基本セットとして4両が含まれており、増結セットを別途購入することで、実車と同じ16両編成も再現できます。

側面の行先表示部分に貼るシールも付属しています。「東京」や「新大阪」などの主要駅の行先と、「のぞみ」「ひかり」「こだま」の各種別ごとシールがあるので、自分のお好きな行先を選べます。

KATO N700S新幹線「のぞみ」基本セットに同梱される行先表示シール
KATO N700S新幹線「のぞみ」基本セットに同梱される行先表示シール

KATO製N700Sの車両の外観を見てみよう

・先頭車 1両目(1号車)、4両目(16号車)

KATO N700S 先頭車
KATO N700S 先頭車

N700Sの特徴的な先頭車の形状を忠実に表現しています。また、側面の「N700 Supreme」ロゴも実車さながらに精度良く印刷されています。

KATO N700S 先頭車の表情
KATO N700S 先頭車の表情
KATO N700S 連結部と車体側面のロゴ
KATO N700S 連結部と車体側面のロゴ

・2両目(10号車)※モーター車

KATO N700S グリーン車(モーター車)
KATO N700S グリーン車(モーター車)

KATOの基本セットにはグリーン車が含まれていることが特徴です。ふだんはなかなか乗る機会のないグリーン車が含まれることで、短いながらも4両編成の中にちょっとしたアクセントを添えてくれます。

KATO N700S グリーン車側面のロゴ
KATO N700S グリーン車側面のロゴ

・3両目(12号車)

KATO N700S 中間車
KATO N700S 中間車

3両目の普通車にはパンタグラフが装備されています。もちろん、パンタグラフは上下に可動します。

KATO N700S 天井上のパンタグラフ
KATO N700S 天井上のパンタグラフ

機能面のこだわりポイントは?

先頭車のライトが点灯

先頭車のライトはもちろん点灯します。先頭が白色、最後尾が赤色に点灯するので、実車と同じ走行雰囲気が味わえます。

KATO N700S 先頭車の点灯時の表情
KATO N700S 先頭車の点灯時の表情
KATO N700S 先頭車の点灯時の表情
KATO N700S 先頭車の点灯時の表情

車体傾斜機構付き

実車のN700Sの特徴として、より高速でカーブを走行するために、車体を内側に傾けるという機構があります。KATOではその傾斜機構を模型でも再現しています。下の写真では、右側の車両の台車を回転させることで、車両が左側に若干傾いていることがわかるかと思います。(実際の車両走行時では、この違いはわかりにくいですが・・・)

KATO N700S 車体傾斜機構(向かって右側の車両が傾斜)
KATO N700S 車体傾斜機構(向かって右側の車両が傾斜)

DCCフレンドリー対応

初心者には馴染みがないと思いますが、日本で一般的なアナログによる制御方式の他に、DCC (Digital Command Control) と呼ばれる制御方式があります。アナログ方式よりもより複雑な運転が可能になりますが、そのためには車両の中にエンコーダーと呼ばれる部品を組み込む必要があります。KATO製の車両の多くには、そのエンコーダーを組み込むためのスペースが設けられているため、比較的簡単にDCCによる運転を楽しむことができます。

KATO N700S デコーダーを取り付けるためのスペース
KATO N700S デコーダーを取り付けるためのスペース

ストレスフリーな走行性能!TOMIX(トミックス)のN700S

TOMIX N700S東海道・山陽新幹線 基本セットのパッケージ
TOMIX N700S東海道・山陽新幹線 基本セットのパッケージ

TOMIXのココがすごい!

  • 「通電カプラー」でライトがチラつかない:
    これが最大のメリットです。車両同士をカプラー(連結器)で電気的に繋ぐため、レールの汚れによる「ライトのチラつき」や「ギクシャクした走り」が非常に少ないのが特徴。
  • 眩しいほどの「純白」:
    TOMIXの塗装はKATOに比べて明るい白。最新の新幹線らしい「ピカピカの質感」が強調されており、レイアウト上でも非常に映えます。
  • 実車さながらの連結部を再現:
    TOMIX独自のフック・U字型カプラーで接続された車両の連結部は、実車と同じようなカバーで覆われた表情を再現してくれます。

▼こんな人におすすめ!
「とにかくライトのチラつきを抑えて、安定して走らせたい!」

TOMIX N700Sセットの中身は?

TOMIXのN700S新幹線「東海道・山陽新幹線」(型番 98424)には、基本セットとして4両が含まれており、増結セットを別途購入することで、実車と同じ16両編成も再現できます。

TOMIX N700S東海道・山陽新幹線 基本セットに含まれる車両

TOMIX製N700Sの車両の外観を見てみよう

・先頭車 1両目(1号車)、4両目(16号車)

TOMIX N700S東海道・山陽新幹線 先頭車
TOMIX N700S東海道・山陽新幹線 先頭車

KATOと同様、TOMIXもN700Sの特徴的な先頭車の形状を忠実に表現しています。また、側面の「N700 Supreme」ロゴや車両番号など細かく印刷されていて実車さながらです。

TOMIX N700S東海道・山陽新幹線 先頭車の表情
TOMIX N700S東海道・山陽新幹線 先頭車の表情
TOMIX N700S東海道・山陽新幹線 連結部と車体側面のロゴ
TOMIX N700S東海道・山陽新幹線 連結部と車体側面のロゴ

・2両目(5号車)※モーター車

TOMIX N700S東海道・山陽新幹線 中間車(パンタグラフあり)
TOMIX N700S東海道・山陽新幹線 中間車(パンタグラフあり)

2両目の普通車にはパンタグラフが装備されています。もちろん、パンタグラフは上下に可動します。

TOMIX N700S東海道・山陽新幹線 天井上のパンタグラフ
TOMIX N700S東海道・山陽新幹線 天井上のパンタグラフ

・3両目(14号車)

TOMIX N700S東海道・山陽新幹線 中間車(パンタグラフなし)
TOMIX N700S東海道・山陽新幹線 中間車(パンタグラフなし)

機能面の特徴は?

先頭車のライトが点灯

TOMIXも先頭車のライトも、もちろん点灯します。先頭が白色、最後尾が赤色に点灯するので、実車と同じ走行雰囲気が味わえます。

TOMIX N700S東海道・山陽新幹線 先頭車の点灯時の表情
TOMIX N700S東海道・山陽新幹線 先頭車の点灯時の表情
TOMIX N700S東海道・山陽新幹線 先頭車の点灯時の表情
TOMIX N700S東海道・山陽新幹線 先頭車の点灯時の表情

導電カプラーを装備

TOMIXの新幹線車両の特徴として、導電カプラーが挙げられます。一般的なカプラーは日導電のため、それぞれの車両が独立してレールから電気が供給されます。一方、導電カプラーの場合、カプラーを介してすべての車両が電気的に接続された状態になります。そのため、より安定して車両全体に電気が供給されるため、ライトのちらつきの低減や走行性能の安定化といったメリットがあります。

TOMIX N700S東海道・山陽新幹線 電動カプラー
TOMIX N700S東海道・山陽新幹線 電動カプラー

【徹底比較】どっちが好み?4つのチェックポイント

「白」の色味が違う!

KATOとTOMIXの車体の色味の違い
KATOとTOMIXの車体の色味の違い
  • KATO 少しグレーがかった落ち着いた白。実車の「スケール感」を重視した重厚な雰囲気。
  • TOMIX 輝くような純白。駅のホームに停まっている時の「新品の輝き」を感じる雰囲気。

写真では少しわかりにくいですが、KATOとTOMIXの両製品を比較すると、車体の白色が微妙に異なります。TOMIXの方がより純白に近く、KATOの方は若干グレーに寄った白とです。どちらがいいということではなく、両社の色に対する考え方の違いによるものです。両社を並べて比較しないとわからないレベルです。どうしても気になるという方は、実際にお店に足を運んで両製品を比べてみるのもよいでしょう。

車体側面の「N700 Supreme」ロゴの違い

KATOとTOMIXのN700S側面ロゴの違い
KATOとTOMIXのN700S側面ロゴの違い
  • KATO ロゴの色は若干薄め。形は実車により近いか。
  • TOMIX ロゴの大きさが若干小さめ。色味は濃い目で実車に近いか。

車体側面に印刷されている「N700 Spreme」のロゴも、両者を並べて比較すると微妙に表現が異なることがわかります。基本的に両社とも精密に印刷されており、こちらも好みの問題になると思います。参考までに、実車のロゴは下の写真のとおりです。

実車のN700Sのロゴと連結部
実車のN700Sのロゴと連結部

連結部の隙間のなさとリアルさ

KATOとTOMIXのN700S連結部の違い
KATOとTOMIXのN700S連結部の違い
  • KATO 連結部の間隔が驚くほど狭い!本物のような密度感があり、連結作業も簡単。
  • TOMIX 車両間を覆う「外幌」が再現されており、横から見た時に隙間が見えない美しい仕上がりです。

写真で見比べるとわかりますが、KATOの方が車両間隔が狭いことが分かります。一方、TOMIXは車両間の隙間を無くすような見た目の工夫があります。車両間の間隔はできるだけ狭い方がいいという人はKATO、実車と同じようなカバーで覆われている雰囲気がいい方はTOMIXとなるかもしれません。

KATO N700Sの連結部

KATO N700Sの連結部
KATO N700Sの連結部
KATO N700Sの連結部
KATO N700Sの連結部

TOMIX N700Sの連結部

TOMIX N700Sの連結部
TOMIX N700Sの連結部
TOMIX N700Sの連結部
TOMIX N700Sの連結部

気になるお値段は?

KATOは定価で15,840円です。AmzonやRakutenなどのECサイトで購入すると、2026年時点で11,000から13,000円前後の価格帯で販売されることが多いようです。

TOMIXは定価で13,860円です。AmzonやRakutenなどのECサイトで購入すると、2026年時点で10,000から12,000円前後の価格帯で販売されることが多いようです。

両社でほぼ同じ価格なので、値段にこだわらずに、自分の好みの方を選ぶのがよいでしょう。

KATOとTOMIX N700S基本セットの比較のまとめ

最後に、KATOとTOMIXの各製品の特徴をまとめます。

KATOの基本セット
・4両編成(グリーン車付き)
・行先表示シール付属
・ライト点灯
・車体傾斜機構付き
・DCCフレンドリー対応

TOMIXの基本セット
・4両編成
・ライト点灯
・導電カプラー装備

KATOの場合、行先表示シールや車体傾斜機構付きなど、より細部での表現にこだわりたい方に向いているかもしれません。また、将来的にDCCでの運転を目指しているという人はKATO一択になるでしょう。

一方、TOMIXについても、製品としても完成度は高いため、導電カプラーが欲しいという人や、車体の色やロゴはTOMIXの方が好みという方はTOMIXを選ぶのも全く問題ありません。

正直なところ、KATOもTOMIXも現代のNゲージにおける最高傑作です。どちらを選んでも「失敗した!」と後悔することはないでしょう。

もし迷っているなら、「直感」で選んでみてください。
「なんとなく白が綺麗な気がする」
「なんとなくグリーン車が入っている方がいい」
その直感が、あなたにとっての正解です。

さあ、あなたはどちらのN700Sを線路に乗せますか?
最高の新幹線ライフをスタートさせましょう!

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